日本一の星空誇る「銀河キャンプ場」 星だらけの村に心ひかれる人々

    ほし

    星だらけの村が信州にある。しかも、日本一という美しい眺めを楽しめるキャンプ場があるというのだ。
     長野市から中央道を南下して2時間。インターチェンジで下りてその村に入ると異変に気づいた。
     カフェやスキー場の看板に「星」の文字。郵便ポストや原付きバイクのナンバープレートには星の模様。発光する石を敷いた歩道は夜になると星座が浮かび上がり、婚姻届まで星がモチーフだという。
     国道から急な坂道を登っていくと、めざすキャンプ場に着く。まず、「日本一の星空」と書いた看板が目に飛び込んできた。
     8月の太陽はまだ高い。シラカバやモミジの林を進むと甘い香りがしてきた。子どもたちがピンクや緑のマシュマロを、たき火で焼いていた。

    アマチュア無線の愛好家グループが家族連れで訪れていた。名古屋市で神具店を営んでいるという三輪義則さん(69)に話を聞くと、やはり目当ては星。「めちゃくちゃ、きれいですよ。昨日の夜は流れ星もはっきり見えたし」と証言した。
     20年ほど前に訪れて以来、夏は、各地の仲間に声をかけて集まるのだとか。「普段は味わえない開放感の中でリラックスできる。ビールも最高です」
     星空への愛があふれて、場内の区画すら「くじら座」「はくちょう座」と名づけられている。ちなみに避難小屋は「北極星」。
     銀河もみじキャンプ場。長野県阿智村の誇りだ。

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