世界の樹木3割に絶滅リスク、気候変動も新たな脅威=保護団体

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植物園自然保護国際機構(BGCI)が1日公表した報告書によると、世界の樹木種の約3分の1が絶滅の危機にあるという。コロンビア・カケタで3月撮影(2021年 ロイター/Luisa Gonzalez)

[1日 ロイター] - 植物園自然保護国際機構(BGCI)が1日公表した報告書によると、世界の樹木種の約3分の1が絶滅の危機にあるという。


「State of the World’s Trees(世界の樹木の現状)」と題された報告書では、全体の約30%に当たる1万7500種に絶滅のリスクがあり、440種は自生する個体が50を下回るという。

絶滅の危機に瀕している樹木種の数は、哺乳類、鳥類、両生類、爬虫(はちゅう)類を合わせた数の2倍にもなる。


絶滅リスクが最も高い樹木には、東南アジアの熱帯雨林で見られるモクレンやフタバガキの種のほか、オーク、かえで、黒檀なども含まれる。


樹木の種類が最も多い6カ国では数千種類が絶滅の危機にあり、ブラジルでは絶滅危惧種が最多の1788種に上る。その他5カ国はインドネシア、マレーシア、中国、コロンビア、ベネズエラ。


樹木種への脅威となる要因のトップ3は作物生産、木材伐採、畜産で、気候変動や異常気象も新たな脅威になっているという。


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